“外食の不安”を解消へ、セルフオーダーに食物アレルギー表示機能を追加

株式会社イグレック(大阪市西区、代表取締役:新田 秀幸、以下 イグレック)が開発・販売をおこなっている、飲食店向けセルフオーダーシステム「IGREKセルフオーダー」に新しく追加された『食物アレルギー表示機能』についてお知らせします。
社会背景
令和4年3月実施の消費者庁『食物アレルギー表示制度に関する実態調査業務報告書』によると、「食物アレルギーに関する情報は、外食では66.7%、中食では76.5%が十分に得られていなかった(『あまり得られていない』『得られていない』の合計)」と報告されています※1。その結果、不安から利用を控える方がいることが明らかになりました。
また、令和7年3月実施の消費者庁『外食・中食における食物アレルギーに関する情報提供の取組に係る実態調査業務報告書』では、事業者(n=954)を対象に以下の結果が示されています。
- ・対応を始めたきっかけは「お客様からの要望が多いから」(59.3%)※2 p.18
- ・配慮事項で最も重視しているのは「正確な情報提供」(70.9%)※2 p.21
- ・対応上の課題を感じている事業者は「6割以上」※2 p.23
外食・中食では情報提供が任意表示のため、事業者により提示項目が異なり、情報不足による誤食リスクが依然として残ります。
開発背景
本機能「食物アレルギー表示機能」は、チェーン店や多店舗展開を行う飲食店様からの「どなたにでも安心できる食事環境を提供したい」「アレルゲン情報を正確に伝えたい」「小さなお子様連れのお客様も来店しやすいお店にしたい」という声を受けて開発されました。
現場の課題に寄り添いながら操作設計を実施したことで、より安心して外食を楽しめる仕組みを支援します。
機能概要
- ポイント1 アレルゲン情報の表示項目設定
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IGREKセルフオーダーの食物アレルギー表示機能は、メニューごとにアレルゲン情報を設定・表示できます。アレルゲン情報の表示内容は、「特定原材料8品目」または「特定原材料8品目+特定原材料に準ずるもの20品目(合計28品目)」の2パターンから選択できます。
- ポイント2 アレルゲン情報の追加表示
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料理にトッピングが追加された場合、トッピングに含まれるアレルゲン情報も選択した料理へ自動反映されます。カートへ追加する画面にて確認できるアレルゲン情報は、「選択した料理に含まれるアレルゲン」と「追加されたトッピングに含まれるアレルゲン」になります。同一アレルゲンが含まれるトッピングが選択された場合には、優先度が高いアレルゲン情報が表示されます。
- ポイント3 アレルゲン情報の表示順変更
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アレルゲン情報は「特定原材料8品目」と「特定原材料に準ずるもの20品目」の各品目グループで表示順の変更が可能です。提供している料理で特によく使われるアレルゲンの項目をまとめて配置することで、伝わりやすさを改善できます。
また、企業によって利用されているアレルゲン情報の並びは異なりますが、表示順の変更ができることで管理・設定が容易になります。
- ポイント4 最大5つのアイコン設定
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アレルゲン情報を伝えるアイコンは、企業別・店舗別に設定できます。
必要な情報、正しい情報を抜け漏れなく伝えられます。
- ポイント5 一括設定による業務負担軽減
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商品ごとにアレルゲン情報を個別に設定する方法に加えて、CSVファイルを利用した一括設定にも対応しています。
季節メニューの切替や新店オープンなどの忙しい時にでも、管理画面から一括でアレルゲン情報を設定できます。
出典
資料ダウンロード
食物アレルギー表示機能を搭載した、IGREKセルフオーダーの製品資料はこちらからご覧いただけます。